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Chemical Reaction List反応リスト
多様な反応技術
独自の有機合成技術を結集し最適なプロセスを提案
カスタムマニュファクチャーとしての豊富な実績と経験を通じて、当社では酸化、還元、Grignard反応、各種ハロゲン化、シアノ化反応など、中間物メーカーとしては国内トップレベルの多様な反応技術を蓄積しています。また最近では光学分割、不斉合成、フロー合成等の新技術にも積極的に取り組んでいます。こうした幅広い有機合成技術の結集が、多様かつ高度なニーズに対応した製品の効率的開発を可能にしています。
主要な反応技術
- アシル化
Acylation - アルキル化
Alkylation - アリル化
Allylation - アミノ化
Amination - ブロム化
Bromination - カルボキシル化
Carboxylation - クロル化
Chlorination - 縮合
Condensation - カップリング
Coupling - シアノ化
Cyanation - エステル化
Esterification - フッ素化
Fluorination - ホルミル化
Formylation - ヒドロキシル化
Hydroxylation - (メタ)アクリレート化
(Meta)acrylation - ニトロ化
Nitration - 酸化
Oxidation - 光学分割
Optical Resolution - 還元
Reduction - 環化
Ring formation - スルホン化・クロルスルホン化
Sulfonation and Chlorosulfonation
上記技術を利用した反応例
複数のユニットプロセスを組み合わせることで複雑な化合物の合成にも対応しています。
- 〈対応例 1〉
- ナフタレンスルホン酸→(塩素化)→ナフタレンスルホン酸クロリド→(Zn末還元)→ナフトチオール
- 〈対応例 2〉
- ナフトール→(水添反応)→ヒドロキシデカヒドロナフタレン→(アリルエーテル化)→アリルオキシデカヒドロナフタレン→(グリシジルエーテル化)→グリシジルオキシデカヒドロナフタレン
- 〈対応例 3〉
- アニリン→(アミド化)→1-ブタノイルアミノベンゼン→(ニトロ化)→1-ブタノイルアミノ-2-ニトロベンゼン→(水添反応)→1-ブタノイルアミノ-2-アニリン→(環化)→2-プロピルベンゾイミダゾール
- 〈対応例 4〉
- 2-ヒドロキシ-6-ナフトエ酸→(ブヘラー反応)→2-アミノ-6-ナフトエ酸→(ザンドマイヤー反応)→2-ブロモ-6-ナフトエ酸
低温反応
低温反応については-10℃までの対応が可能です。
Grignard反応
さまざまなアルキル化を可能にするGrignard反応の製造技術を確立しています。Mgを使用してGrignard試薬の調製から行っています。
シアノ化反応
NaCN、KCNの取り扱いおよびシアン廃水の無毒化も含めて、安全かつ効率的にシアノ化を行うことができ、さまざまなシアノ化合物の提供が可能です。
金属ナトリウムを用いた反応
溶融金属ナトリウムを工業用スケールで安全に使用でき、ディスパージョン液の作成も可能です。設備等のハード面の体制はもちろんのこと、長年培ったノウハウにより、縮合反応や還元反応が可能です。
還元反応
還元反応は当社が得意とする反応の一つです。中でも環境にも優しい接触水素添加では数多くの実績を持っています。
各種ハロゲン化
塩素化、臭素化、ヨウ素化、フッ素化の製造技術を確立しており、さまざまなハロゲン化合物の提供が可能です。
独自製品
- ジナフトチオフェン誘導体
- 本化合物は有機物単独としては非常に高い屈折率=1.82(589nm)を有しており、基本骨格であるDNTを、当社の得意とする各種有機合成反応によって誘導体化することで、お客さまのニーズに応えます。以下に誘導体の一例を示します。
- 詳しくはこちら
- ナフトチオール誘導体
- ナフトチオールまたはその誘導体は、他の有機化合物に比べ高屈折率である特長を有しています。特に16体は高い屈折率および溶解性(相溶性)を両立しており、各種重合性基を付与した形での供給も可能です。
- 詳しくはこちら
- カリックスアレーン
- カリックスアレーンはスルホン基を有したSシリーズ(n=4,6,8)とt-ブチル基を有したBシリーズ(n=4,6,8)を取り揃えています。また瞬間接着剤用途などに使用されているCALXB4-EAも提供できます。新たに重合性基を付与したモノマーとしての展開にも期待しています。以下に誘導体の一例を示します。
- 詳しくはこちら
- デカリン誘導体
- 高耐熱性・透明性材料として2DH、2DHA(アクリレート)、27DGDHN(グリシジルエーテル)を開発しました。これらのデカリン誘導体は光学電子用途での使用が期待されています。