株主・投資家の皆さまへ
- 代表取締役社長
- 野間 修
第72期(2023年3月期)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染抑制への対応緩和等により、非製造業を中心に緩やかに持ち直しております。しかしながら、インフレ対策としての金利上昇や、米国シリコンバレー銀行破綻に端を発した金融危機への不安などが絡んだ世界経済の下振れ懸念に加え、エネルギー関連を中心とする物価上昇もあり景気の先行きには注視が必要です。
このような状況の中で、国内売上高は、6,395百万円となり、前年同期(5,664百万円)に比べ731百万円(12.9%)の増収となりました。これは、農薬中間物及び界面活性剤が増加したためです。
一方、輸出売上高は、663百万円となり、前年同期(568百万円)に比べ95百万円(16.7%)の増収となりました。これは、医薬中間物及び機能性中間物が増加したためです。
この結果、総売上高は、7,059百万円となり、前年同期(6,232百万円)に比べ826百万円(13.3%)の増収となりました。輸出比率は9.4%(前年同期9.1%)となりました。
利益につきましては、原燃料価格高騰による製造原価率の悪化等はありましたが、売上高の増収、製品価格への転嫁が進んだこと、棚卸資産の増加等により、営業利益は650百万円(前年同期560百万円)となりました。営業外収益では、受取配当金50百万円等を計上したこともあり、経常利益は749百万円(前年同期590百万円)となりました。特別損失で固定資産除却損29百万円等を計上したこともあり、当期純利益は578百万円(前年同期 404百万円)となりました。
株主の皆さまには、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2023年6月