- トップページ
- サステナビリティ
Sustainabilityサステナビリティ
環境への取り組み
環境マネジメント
EHS(環境・健康・安全)方針
企業活動における安全を重視し、労働災害の未然防止、働く人の安全と健康確保、環境保全のため、EHSに関する総合的なマネジメントシステムを構築し、顧客満足度を向上させる。
- 〈コミットメント〉
-
- 1.EHS方針を達成するために、EHSマネジメントシステムの継続的な改善を図る。
- 2.関係法令を遵守し、労働災害・事故、公害防止に努める。
- 3.EHSリスクアセスメントの実施および見直しによる継続した改善を図る。
- 4.廃棄物の資源化・リサイクル、省エネルギーを積極的に推進し環境負荷の低減を図る。
環境マネジメントシステムの認証取得
EHSへの取り組みの一環として、環境マネジメントシステムISO 14001の認証を取得しています。
適用規格 | JIS Q 14001 : 2015(ISO 14001 : 2015) |
---|---|
登録日 | 2016年12月12日 |
登録番号 | JCQA-E-0952 |
対象部門 | 生産本部 和歌山事業所・福井事業所 技術本部 福井研究所 |
環境負荷低減
当社は、環境に関する法令を遵守するとともに、地球温暖化対策を含んだ循環型社会の実現に向けて活動しています。
省エネルギー・地球温暖化防止の推進
-
多くの燃料を消費する化学業界にとって、脱炭素に向けた取り組みは喫緊の課題と言えます。そうした背景から、2017年、福井事業所にLNGサテライトを設置し、燃料を重油からLNGに転換しました。燃料の転換によりCO₂の排出削減に貢献しています。
LNGサテライト
-
また、廃液・排水を適切に処理するため、廃液燃焼設備および排水処理設備を導入しています。排水については、BOD、TOC、色度等のモニタリングを実施することで、常にクリーンな処理水を排出しています。
廃液燃焼設備・排水処理設備
廃棄物削減の取り組み
使用済溶剤を精製して再利用することにより、廃棄物の削減とコストの低減を両立させています。また、廃油や廃溶剤は、廃液燃焼用の助燃剤として利用することで、廃棄物削減とエネルギー使用量の低減にも取り組んでいます。
社会への取り組み
従業員とともに
人材育成
当社では、人材育成を重要課題の一つと捉え、社内外の講師による研修だけでなく、日々の業務を通じた人材育成を積極的に行うことで、次世代の育成に力を注いでいます。2022年には、若者の採用・育成に積極的で若者の雇用管理の状況などが優良であるとして、厚生労働省より「ユースエール」の認定を受け、以降継続して認定されています。
また、社員の心身の健康保持・増進は、人材育成を進めていく上での基礎部分であり、会社の持続的な発展に対し重要な課題であると位置づけています。そこで、2024年に「健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)」の認定を受け、今後さまざまな取り組みを通じ社員の健康増進を図って参ります。
ダイバーシティ&インクルージョンの推進
性別、年齢、国籍、障がいの有無といった多様性を、従業員一人ひとりが互いに尊重し合い、チームワークを発揮し合える環境づくりを目指しています。
2022年4月には、一般事業主行動計画にて「女性が活躍できる雇用環境の整備を行うとともに、社員が仕事と子育てを両立し社員全員が働きやすい環境を作ることによって、全ての社員が能力を十分発揮できるようにする。」という計画を策定しました。
この計画の実現に向け、以下の目標を設定しました。
- 〈重点目標〉
-
- 1.和歌山研究所(分析グループ含む)勤務の女性割合を15%以上にし、女性が活躍できる雇用環境の整備を行う。
- 2.各職場で1週間に1日以上ノー残業デーを設ける。
- 〈目標〉
-
- 1.育児・介護休業等の取得率向上のため、全社員に運用の周知徹底を行い、取得しやすい職場環境を整える。
- 2.子どもを育てる社員が働きやすい環境であるために、時間外労働の抑制や短時間勤務制度等を充実させる。
- 3.インターンシップ等の就業体験機会の提供を行い、次世代の育成を図る。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
---|---|---|---|---|
社員数 | 男性 | 162人 | 166人 | 163人 |
女性 | 17人 | 17人 | 19人 | |
勤続年数 | 男性 | 17.2年 | 16.8年 | 17.6年 |
女性 | 14.5年 | 16.3年 | 15.4年 | |
平均残業時間 | 男性 | 6.4時間 | 5.7時間 | 4.4時間 |
女性 | 2.8時間 | 1.9時間 | 2.5時間 |
- 男性・女性社員数の推移(人)
- 男性・女性社員の平均勤続年数(年)
- 男性・女性社員の月平均残業時間(時間)
ワーク・ライフ・バランス推進
当社では、社員が長く働き続けられるよう育児休業・介護休業を取得しやすい環境の整備に取り組んでいます。また、ノー残業デーの導入による残業時間の削減等、さまざまな面から社員一人ひとりにとって働きがいのある職場を目指しています。
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
---|---|---|---|---|
月平均時間外労働時間 | 5.9時間 | 5.3時間 | 4.2時間 | |
平均有給休暇取得日数 | 11.6日 | 14.0日 | 13.0日 | |
育児休業取得対象者数 | 男性 | 3人 | 6人 | 5人 |
女性 | 1人 | 0人 | 0人 | |
育児休業取得者数 | 男性 | 3人 | 5人 | 3人 |
女性 | 1人 | - | - | |
育児休業取得率 | 男性 | 100% | 83% | 60% |
女性 | 100% | - | - |
人権
当社の企業倫理綱領では、「あらゆる法令やルールを遵守し、社会規範にもとることのない、誠実かつ公正な企業活動を遂行」することを定めています。当社は、グローバルに活動する企業の一員として、人権に関する国際的な規範を支持し、尊重しています。また、社員教育を通じ、社員への徹底を図っています。
労働安全衛生
EHS方針のもと、製造現場においては欧米の厳しい監査基準に基づく監査を定期的に受けており、それらを通して得られた知見を基に、グローバルレベルの安全体制の構築に努めています。
また、全ての製品に対しリスクアセスメントを実施することで、製造時の安全衛生面でのリスクを評価しています。
地域社会とともに
地域イベント
「和歌山市民発明くふうコンクール」への協賛や、他社と共同でわかやま商工まつりへのブース出展、地域イベントへの協賛等を行っています。
青少年育成への貢献
地域の中学生・高校生による企業見学の受け入れや、近隣の小学校への新聞寄贈等、将来を担う子どもたちの成長を支援しています。
製品を通じた社会貢献
- 農薬原体・中間物の製造を通じ世界規模の課題解決に貢献
- 1980年代より、当社は世界中の食の安全を支える農薬原体・中間物分野への進出を果たしました。以来、さまざまな殺菌剤や殺虫剤に用いられる原体・中間物の提供を通じて、世界中の農業従事者の生産性向上による貧困問題の解決といった、世界規模の課題解決にも貢献しています。
- さまざまな医薬中間物の供給で人々の健康に貢献
- 1990年代、海外の製薬メーカーから画期的なHIV治療薬が発売されました。その際、当社は世界中の同業メーカーに先駆けて製薬メーカーに対し中間物の供給を行いました。その後も、生活習慣病用から希少疾病向け医薬品用の医薬中間物までさまざまな中間物を供給し続け、人々の健康に貢献しています。
事業継続活動への
取り組み
防災・減災に向けた体制構築
ERT(緊急対応チーム)
緊急事態が発生した際に迅速に対応するためのチームを編成しています。
毎年、危険物の漏えい等の重大事案を想定し、緊急時の対応について訓練を行っています。
自衛消防隊
所轄消防署と共同で大規模な合同総合訓練を実施することで有事に備えた実践的な訓練を行っています。
また、自衛消防隊は毎年福井市の消防操法大会にも出場しています。